ヒトの歩きはとても効率的に、経済的にできています。
チンパンジーなどのナックル歩行(指を曲げて地面に着いて歩く移動方法)は私たちヒトの二足歩行に比べて約35%もエネルギーを必要とします。
重力に対して真っ直ぐに体を位置させたことがこの効率性を産んでいます。
ということは歩くということは疲れないはずなんです。
でも歩くと疲れるという方がいます。
何故でしょうか?
一つは意識して歩いているからでしょう。
歩きは喋りながら、周りを見ながら、考え事をしながらと本来「ながら」でできるものです。
しかし、つま先の向きや、足の蹴りや、歩幅などを意識すると当然疲れます。
筋肉も疲れますが、脳も疲れますね。
つまりこのような場合は自然ではないということですので、どこか無理しているはずです。
もう一つは自分の骨格と合っていない方法で歩いているからでしょう。
上記の理由とも重なりますが、自分の本来の骨格とは相入れない歩き方を意識して行なっていたりすると疲れます。
よくあるのが内股がコンプレックスで注意も受けるので直そうとして来たなどです。
本来の骨格が内股であるならば内股が一番自然で楽なはずです。
後は、そもそもの姿勢が直立になっていないこともあるでしょう。
直立姿勢が歩きの基本です。
直立姿勢が崩れると当然、本来の体の連鎖が崩れ無駄な力やストレスがかかって来ます。
このように、歩いていて疲れるという場合、何かしらの原因が姿勢や歩き方にあります。
UPRIGHTでは、歩きを必ず観察し、どこが不自然でご自身の骨格とずれているかを確認します。
そして歩きの前の姿勢と骨格の確認が一番大切になります。
動きの前に条件である、構えです。
残念ながら、歩きだけを観察しても答えは出ません。
条件が整っているから動きは楽で自然になるのです。
歩くと疲れる方、自分の歩きに違和感やしっくり感がない方はUPRIGHTでのアセスメントをお勧めします。
大げさでなく、人生が変わります。